Capturing the Moment 瞬間の描写、ビアリッツ

1906年

夏海ルミニスム(外光派)
Capturing the Moment

19世紀末から20世紀初頭にかけて、光の物理的なリアリティを追求し続けたスペインを代表する巨匠。

砂浜に座り、手元の小さな機械を見つめる白いドレスの女性。 背後には波打ち際と、くつろぐ人々の姿がある。

1906年の夏。 画家ホアキン・ソローリャは、フランスのビアリッツにいた。パリでの個展を成功させた直後のことだ。
彼は家族とともにこの海岸で休暇を過ごしていたのだ。

女性が手にしているのは、最新型のコダックの小型カメラだ。

1902年に発売されたそれは、当時かなりの高級品だった。女性は妻のクロティルデとも、長女マリアとも言われている。

ソローリャの人生の傍らには、常に写真があった。 若い頃、彼は後に義父となるアントニオ・ガルシア・ペリスのスタジオで働いていた。
暗室の中で、一瞬の光が像になるのを見た。 そこで写真家の娘であるクロティルデと出会い、結婚したのだ。

彼は、驚異的な早さで筆を動かす画家だった。

「すべての効果は瞬間的だ。」

だから素早く描かなければならないと、彼は語っている。
家族が、最新の機械でこの夏を記録しようとしている。

ファインダーを覗き、レンズを調整する。シャッターが切られる前の、ほんのわずかな時間。

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