Kreis und Rechteck (Circle and Rectangle) 円と長方形
1932年

- 寸法
- 約 52.7 x 31.8 cm
- 技法・素材
- 厚紙(カード)にマウントされた紙に水彩、ガッシュ
- 所蔵
- 個人蔵
✦ 見どころ(技法・色彩)
水彩絵の具に、不透明な性質を持つガッシュを併用しています。暗い円の周囲には、ガッシュのにじみ効果を応用した明るい縁取りが表現されました。これが明るいピンクの背景との間に、光学的かつ精神的な激しいコントラストを生み出しています。
✦ この絵の舞台
具体的な実在の景観は一切参照されておらず、完全に自己言及的な抽象的次元が舞台です。黒の円形は人間のスピリットの最も純粋な集中状態を表し、水平の長方形は重力から解き放たれた空間に絶対的なバランスと永続する静謐をもたらしています。
✦ 時代背景
1932年のドイツは、ナチスが地方議会の第一党となり、バウハウスを強制閉鎖に追いやるなど極めて不穏な状況でした。デッサウを追われた教師たちはベルリンの電話工場跡に学校を再設立しましたが、ゲシュタポの封鎖に遭い、教育活動は事実上寸断されていました。

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出典・参考資料
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