Composition No. 10 (Pier and Ocean) コンポジション No.10(桟橋と海)

1915年

海第一次世界大戦
Composition No. 10 (Pier and Ocean)

画像: Wikimedia Commons / Public Domain

寸法
85.8 cm × 108.4 cm
技法・素材
油彩、カンヴァス
所蔵
クレラー・ミュラー美術館

戦争による破壊と不条理を目の当たりにし、物質世界の脆さを痛感した画家が、決して壊れることのない「不変の絶対的真理」と「宇宙的秩序」を絵画上に構築しようと切望した。

✦ 見どころ(技法・色彩)

画面下部の中央軸付近に密集する垂直線が防波堤を、中央から上部・左右に広がる水平線が波の広がりを表している。定規を使わずフリーハンドで描かれた黒い線は、端部に筆致の揺らぎを残し、画面に有機的な脈動を与えている。四隅を白く残す楕円形構図により、視覚エネルギーが枠外へ放射される効果を生んでいる。

✦ この絵の舞台

オランダ・ゼーラント州の保養地ドムブルフ、およびデン・ハーグ近郊のスヘフェニンゲンの海岸。北海に向かって直角に突き出る木製防波堤と、寄せては返す波の規則的なリズム、水面に反射する光がモチーフとなっている。

✦ 時代背景

1915年、第一次世界大戦の勃発直後。オランダは中立を維持したものの国境は封鎖され、物資不足と軍事的緊張が社会を覆っていた。美術史においては、パリを席巻したキュビスムの限界を超え、完全な抽象へと向かう転換期であった。

✦ 鑑賞のための問い

この黒と白の線の交差から、あなたはどんなリズムや音を感じ取りますか?

お気に入りの絵画を保存しよう

名画と名曲の物語を、「あなたのための美術館」で無料で読む

Google で続きを読む
または

登録すると利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなされます

あなたのための美術館とは?

すでに登録済みの方はログイン

あなたのノート

この絵画から感じたことを、美術手帳に残しておきましょう。

ノートを書くには登録が必要です。

無料で登録する

内容に誤りがある場合は こちらからご報告ください

このサイトは reCAPTCHA によって保護されており、Google のプライバシーポリシーと利用規約が適用されます。

音楽とアートが、
あなたを待っている。

芸術の物語を通じて自分だけの世界を広げていこう。
最新記事の更新をメールでお知らせします。

無料登録で読む