Self Portrait
1648年
肖像画自画像

- 寸法
- 32.5 × 34.0 cm
- 技法・素材
- 油彩、木板
- 所蔵
- アムステルダム国立美術館
✦ 見どころ(技法・色彩)
暗い背景から人物を浮かび上がらせる、明暗対比の演出が特徴です。後年のデ・ホーホの代名詞となる、自然光の反射や透視図法を用いた空間表現は見られません。青年の白い襟が暗い画面の中で際立ち、静かな眼差しとともに、古典的な肖像画としての厳粛な雰囲気を醸し出しています。
✦ この絵の舞台
画面右側の背景には、古典主義建築を思わせる暗い円柱が配されています。具体的な室内や屋外の風景は描かれておらず、暗い背景の中に人物の胸像だけが浮かび上がるように構成されています。後年のデ・ホーホが描いたような、光あふれる中庭や室内空間とは対照的な、限定された空間です。
✦ 時代背景
17世紀のオランダ黄金時代は、商業の発展とともに新興ブルジョワジーが台頭した時代でした。1648年から1649年頃は、デ・ホーホが風景画家の工房で修行を積んでいた時期にあたります。当時のオランダ絵画における古典的な人物表現のアプローチが、この作品にも反映されています。

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出典・参考資料
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