Sorrow (Kümmernis) 憂い

1914年

表現主義版画
Sorrow (Kümmernis)
寸法
プレート(版面): 47.7 × 31.5 cm
技法・素材
ドライポイント(銅版、暗緑色または青緑色インク、和紙・手漉き紙)
所蔵
ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ブルックリン美術館など
エゴン・シーレ

オーストリア

エゴン・シーレEgon Schiele

1890 – 1918

オーストリア表現主義を牽引し、人間の内面的な闇やセクシュアリティを赤裸々に描き出した20世紀初頭の画家である。

✦ 見どころ(技法・色彩)

ドライポイントという、銅版に直接針で線を刻む技法が使われています。削る際に生じる金属のまくれがインクを留め、切り裂かれたような鋭く痛々しい線を生み出します。

✦ 時代背景

1914年、第一次世界大戦の戦雲がウィーンに立ち込める時期に制作されました。シーレは1912年の逮捕・拘留によるトラウマを抱え、社会的孤立と経済的窮状の中にありました。

✦ 鑑賞のための問い

画面に刻まれた無数の線のうち、あなたが最も痛々しさを感じるのはどの部分ですか?

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