L’Étoile rouge (Les Plongeurs)
寸法
81.3 × 68.6 cm
技法・素材
カンヴァスに油彩
所蔵
個人蔵

L’Étoile rouge (Les Plongeurs)

1942年


20世紀前半に活躍したフランスの画家、彫刻家、映画監督。キュビスム運動に参画し、人体や自然を円筒形(シリンダー)の組み合わせで構成する独特の様式を確立したことか…

✦ 見どころ(技法・色彩)

最大の見どころは、黒い線で描かれた手足と、背景に浮かぶ赤い星形や帯のような色面が、完全に分離している点です。これは、ニューヨークのタイムズ・スクエアで輝くネオンサインから着想を得ています。ネオンの強烈な光が、歩く人々の輪郭とは無関係に衣服や肌を照らすように、描かれた線と色彩を意図的に衝突させています。この手法により、色彩が画面上を自由に浮遊するような躍動感が生み出されています。

✦ この絵の舞台

特定の現実の風景を忠実に再現したものではなく、アメリカのプールサイドで展開される「飛び込む人々」の肉体の交錯が舞台です。重力から解放され、水へと落下していく人々の手足が、三次元的な奥行きを排した平坦な絵画空間の中で、網の目のように複雑に絡み合うダイナミックな光景が描かれています。

✦ 時代背景

1942年、ヨーロッパは第二次世界大戦の暗雲に包まれ、レジェはナチス占領下のフランスを逃れてアメリカへ亡命していました。このアメリカ滞在期に、彼はニューヨークやシカゴの超高層ビル群、あふれかえる広告、そしてプールに詰めかける大衆の凄まじいエネルギーに直面します。急速に消費社会化が進む過密な現代社会の姿が、彼の厳密な幾何学的秩序を解体させ、新たな表現へと向かわせました。

✦ 鑑賞のための問い

絡み合う手足の中で、あなたが一番最初に目を奪われたのはどの部分ですか?

お気に入りの絵画を保存しよう

Google で続きを読む
または

登録すると利用規約プライバシーポリシーに同意したものとみなします

すでに登録済みの方はログイン

あなたのノート

この絵画から感じたことを、美術手帳に残しておきましょう。

ノートを書くには登録が必要です。

無料で登録する

内容に誤りがある場合は こちらからご報告ください

このサイトは reCAPTCHA によって保護されており、Google のプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

音楽とアートが、
あなたを待っている。

芸術の物語を通じて自分だけの世界を広げていこう。
最新記事の更新をメールでお知らせします。

無料登録で読む