Pony Ballet ポニー・バレエ

1910年

Pony Ballet
寸法
121.9 × 76.2 cm
技法・素材
油彩、カンヴァス
所蔵
バーンズ財団

✦ 見どころ(技法・色彩)

白と黒の鮮明なストライプ柄の衣装が、背景のピンク、ピーチ、グリーン、イエローといった夢幻的な舞台照明の色と強烈なコントラストを生み出しています。絵の具はパレットナイフや太い筆で直接叩きつけるように厚塗り(インパスト)されており、踊り子たちの顔も数本の線で抽象化され、集団のダイナミックな動きとリズムが強調されています。

✦ この絵の舞台

本作の舞台は、ニューヨークの繁華街ブロードウェイにある劇場(カジノ劇場やニッカーボッカー劇場など)のステージ上です。当時大人気だった女性アクロバット・ダンス集団「ポニー・バレエ」のパフォーマンスの瞬間が描かれています。ただし、実際に劇場で描かれたわけではなく、画家のアトリエで記憶とスケッチをもとに再構成されました。

✦ 時代背景

1910年代のアメリカは、経済的な好景気を背景に大衆文化が花開いた時代です。ヴァードヴィル(軽演劇)やミュージカル劇場が隆盛を極め、イギリスから渡ってきた「ポニー・バレエ」のような新しいエンターテインメントが市民を熱狂させました。都市の急速な発展とともに、レジャーや消費文化が爆発的に一般化していった活気ある時代背景があります。

✦ 鑑賞のための問い

あなたがこの劇場の客席に座っていたら、どんな音楽が聞こえてくると思いますか?

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