Girl in Green Turban (c. 1913) 緑のターバンの少女

肖像画
Girl in Green Turban (c. 1913)
寸法
61 × 45.7 cm
技法・素材
キャンバスに油彩
所蔵
バーンズ・コレクション

✦ 見どころ(技法・色彩)

人物が身につける鮮やかな緑色のターバンと、背景に敷き詰められた黄色やオレンジの花柄模様。この激しい色の対比が見どころです。マティスの装飾的な絵画からインスピレーションを受け、色そのものを響かせるために計算された画面構成です。黒や青の羽飾り、オレンジ色のショールなど、大胆な色彩の配置が目を引きます。

✦ この絵の舞台

グラッケンズのスタジオが舞台です。1913年前後のニューヨークでは、若い進歩的な女性やボヘミアンたちの間で、東洋趣味を取り入れたファッションが急進的なトレンドとなっていました。頭部を覆うエキゾチックなターバンもそのひとつです。画家はスタジオにモデルを雇い、この最新の流行を身にまとわせてポーズをとらせました。

✦ 時代背景

1913年は、ニューヨークで「アーモリー・ショー」が開催された年です。この展覧会は、ヨーロッパの急進的な近代美術をアメリカに紹介する画期的な出来事でした。グラッケンズ自身も現地選考委員長を務め、マティスなどの自由な色彩表現に凄まじい衝撃を受けました。写実主義から色彩のモダニズムへと、アメリカ美術が大きく舵を切る転換期でした。

✦ 鑑賞のための問い

鮮やかな色彩の中で、あなたが一番最初に目を奪われたのはどの色ですか?

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