Arrival of the Normandy Train, Gare Saint-Lazare サン=ラザール駅、ノルマンディー列車の到着

1877年

印象派
Arrival of the Normandy Train, Gare Saint-Lazare
寸法
60.3 × 80.2 cm
技法・素材
キャンバスに油彩
所蔵
シカゴ美術館
クロード・モネ

フランス

クロード・モネClaude Monet

1840 – 1926

「印象派の父」とも称される、フランスを代表する画家。 自然の風景や水面に反射する光、天候によって絶えず移り変わる情景を、鋭敏な感覚でキャンバスに捉えた作風で広く…

✦ 見どころ(技法・色彩)

白やクリーム色の地塗りを露出させてハイライトを形成しています。熱い不透明な蒸気と、ガラスの天井越しに差し込む冷たい自然光の衝突を、ブルー、バイオレット、ピンク、白の絵具の並置によって表現しています。人物は混色しない純粋なストロークのみで描かれています。

✦ この絵の舞台

パリのサン=ラザール駅のプラットホーム内部です。1889年に現在の駅舎が再建される以前の、鉄のアーチとガラス板で構成された巨大な大屋根の下の情景です。年間乗客数1,100万人を誇り、パリと地方を繋ぐ大動脈として喧騒に満ちていました。

✦ 時代背景

1870年代のフランスにおいて、鉄道網の発達と蒸気機関車は産業革命と近代化の象徴でした。しかし、伝統的なアカデミズム絵画では、駅や鉄道は「絵画に値しない低俗な近代社会の産物」として排除されていました。印象派の画家たちは、あえてこの近代都市の風景を主題に選びました。

✦ 鑑賞のための問い

立ち上る蒸気の向こう側に、あなたは何が隠されていると思いますか?

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