Album of Sketches by Katsushika Hokusai and His Disciples Pl.37 (19th century) 北斎一門画帖 第37図

江戸時代
Album of Sketches by Katsushika Hokusai and His Disciples Pl.37 (19th century)
寸法
約 39.1 × 27.1 cm
技法・素材
紙本墨画淡彩
所蔵
メトロポリタン美術館

江戸時代後期に活躍した、日本を代表する浮世絵師。 現在の東京都墨田区にあたる地域で生まれ育ち、生涯において90回以上もの引っ越しを繰り返したという型破りな逸話が…

✦ 見どころ(技法・色彩)

対象の骨格や関節の動きを、デフォルメを交えつつも解剖学的に不自然さのない力強い線で構築しています。北斎は絵手本の中で、コンパスと定規を用いた円と直線による幾何学的な構成法を示しており、この肉筆下絵の段階でもその理論が応用されています。墨の濃淡と淡い色彩が、生き物の体温を感じさせます。

✦ 時代背景

19世紀の江戸時代後期は、庶民の間でお伊勢参りや名所巡りといった旅ブームが爆発的に広まった時代でした。人々の移動が活発になるにつれて、街道のシンボルである荷役馬などを正確に描く需要が絵師たちの間で高まっていました。北斎一門もこうした社会の要請に応え、動物の動態を捉える技術を磨いていました。

✦ 鑑賞のための問い

何もない余白に囲まれた鳥たちは、この後どんな動きをすると思いますか?

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