The Lament for Icarus イカロスの哀悼

1898年

神話新古典主義
The Lament for Icarus

ヴィクトリア朝後期から20世紀初頭にかけて活躍した、新古典主義を代表する画家。

黄金色に輝く夕日に照らされた海岸の岩場。
そこに横たわる日に焼けた若者の亡骸と、彼を抱きかかえ、竪琴を手にして深く嘆き悲しむ海の精霊(ニンフ)たち。

蜜蝋で作った翼で大空を舞い、父の忠告を無視して太陽に近づきすぎたために墜落したギリシャ神話の青年、イカロスの最期を描いた神話画である。

しかしよく見ると、本来なら太陽の熱で溶け落ちて無残な姿になっているはずの翼は、なぜか極彩色の美しい姿のまま、彼を優しく包み込むように残されている。

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