Montaru mit Gondel ゴンドラを伴うモンタル
1954年

- 寸法
- 100 x 130 cm
- 技法・素材
- 繊維板に油彩、合成樹脂、砂
- 所蔵
- カイザー・ヴィルヘルム美術館(クレーフェルト)
✦ 見どころ(技法・色彩)
絵の具に砂を混入し、金属製の櫛を用いて画面を直接削るテクスチャー加工が施されています。この厚みのある建築的な壁面のような質感が、作品に重厚さを与えています。漆黒の円環を包み込むように、赤、黄、青、白の鮮明な色彩が配置されています。
✦ この絵の舞台
実在の具体的な三次元空間ではなく、バウマイスターが最晩年に集中的に制作した記念碑的シリーズ「モンタル」のコズミックな宇宙空間が舞台です。画面中央を支配する巨大な黒い円と、その周縁で飛び交う色彩豊かな生命の火花が激しく対峙する、宇宙生成論的なメタファーの場が描かれています。
✦ 時代背景
1954年当時、戦後の西ドイツは目覚ましい経済復興を遂げ、消費社会へと邁進していました。バウマイスターは翌年の第1回ドクメンタへの出品に向け、生涯の芸術的探求を総括する記念碑的な大型キャンバス画の制作に没頭していました。

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