Head of Girl, Feather in Turban (c. 1912) 少女の頭部、ターバンの羽根飾り
肖像画

- 寸法
- 81.3 × 66 cm
- 技法・素材
- 油彩、カンヴァス
- 所蔵
- バーンズ財団(ペンシルベニア州フィラデルフィア)
✦ 見どころ(技法・色彩)
深みのあるブルーやパープル、ダークブラウンといった暗色の調和が基調となっています。その冷たい暗色の壁から、少女の温かい肌の光沢と、ターバンに刺さった黄色い羽根飾りが強烈に飛び出して見えます。輪郭線をはっきり引くのではなく、色彩の面を重ね合わせることで立体感を表現しています。
✦ この絵の舞台
具体的なインテリアは排除され、深い影と抽象的な色彩の斑によって塗り潰された空間です。モデルの内省的で神秘的な表情と、ターバンの劇的な視覚的インパクトのみが画面の中心に隔離されています。当時ニューヨークで大流行していた東洋風のターバンを巻いた少女の姿が、暗い背景から浮かび上がります。
✦ 時代背景
1912年は、ロシア・バレエ団の公演をきっかけに、西洋のファッション界でオリエンタリズム(東洋趣味)のブームが最高潮に達していた時期です。フランスのデザイナーが提唱した東洋風のターバンは、ニューヨークの先進的な女性たちの間で知的な洗練のシンボルとして大流行していました。

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出典・参考資料
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