Dancing putta with a garland of roses
寸法
67.5 × 160.5 cm
技法・素材
油彩、キャンバス
所蔵
ワルシャワ国立美術館

Dancing putta with a garland of roses

神話象徴主義理想郷

✦ 見どころ(技法・色彩)

横幅が約1.6メートルに及ぶパノラマ形式で描かれています。ルネサンス期のレリーフ彫刻から影響を受けた、平面的でありながらダイナミックな輪郭線が特徴です。幼子たちの瑞々しいピンク色の肌や可憐な桃色の薔薇が、背景の深い緑や空の青みと美しく調和し、装飾的でリズミカルな画面を作り出しています。

✦ この絵の舞台

歴史的な時間軸を超越したアルカディア(理想郷)が舞台です。牧神サテュロスや古代の精霊たちが潜む、地中海の温和な牧歌的・神話的風景が広がっています。中央では、古典的な建築レリーフを思わせるリズミカルな身のこなしで、裸体のプット(幼子)たちが薔薇の長いガーランドを翻しながら踊っています。

✦ 時代背景

1880年代半ばから1890年代にかけて制作されたと推測されています。当時のドイツ美術界では、急速な産業化に対する文化的な逃避として、異教的で生気あふれる神話世界の描写が流行していました。トーマもこの潮流に共鳴し、最先端の象徴主義芸術を求める層から支持を集めました。

✦ 鑑賞のための問い

輪になって踊る幼子たちの中で、あなたが一番楽しそうだと感じるのはどの子ですか?

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ハンス・トーマ

ドイツ

ハンス・トーマHans Thoma

1839 – 1924

19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したドイツの象徴主義を代表する画家の一人であり、カールスルーエの州立美術館で長きにわたり館長および風景画の教授を務めた人…

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