Projet pour sculpture
1935年
抽象

- 寸法
- 23.8 × 15.9 cm
- 技法・素材
- 紙にインク、鉛筆、色鉛筆
- 所蔵
- 個人蔵
✦ 見どころ(技法・色彩)
極細のインクの線が、鉄の細い棒の軌道を決定しています。その間を、鉛筆と淡い色鉛筆による陰影が埋めることで、光の反射と影が作り出す立体感を紙の上で見事に表現しています。また、裏面にも別の角度から検討したとみられる鉛筆のスケッチが描かれており、構想段階における思考の推移を伝えています。
✦ この絵の舞台
何もない幾何学的な虚空が広がっています。具体的な風景や室内の描写はなく、完全に抽象化された空間です。これは、ゴンサレスがアトリエで溶接トーチを手に取り、鉄を三次元空間に配置していく造形的なプロセスを、平面上でシミュレーションするための舞台として設定されています。
✦ 時代背景
1935年。ゴンサレスがピカソとの共同制作を終え、純粋構成主義的な触発をもとに、自らの彫刻様式を確立していた時期です。容積を徹底的に排し、空虚をポジティブな要素として用いる彼の彫刻言語は、当時の前衛美術グループ「アブストラクション・クレアシオン」などからも、そのラディカルな革新性を高く評価されていました。

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出典・参考資料
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