Angelus. Liqueur des Salésiens de Dom Bosco アンジェラス:ドン・ボスコ・サレジオ会のリキュール
1911年

- 寸法
- 約72 x 99 cm
- 技法・素材
- 石版画(リトグラフ)、紙
- 所蔵
- フランス国立図書館(BnF)など
✦ 見どころ(技法・色彩)
背景は平坦なブラック(または深いダークブルー)で処理されています。抑制された色彩設計の中で、人物の衣服の「赤」、帯の「白」、そして鐘の「ゴールド」が強烈な光となって網膜に飛び込んでくる、カッピエッロ特有の暗色背景による主役の際立たせが効果的に使われています。
✦ この絵の舞台
タイトルの「アンジェラス」とは、一日に三度、神の受肉を記念してカトリックの聖堂で鳴らされる「お告げの祈りの鐘」を意味します。カッピエッロは具体的な教会の風景を描くのではなく、暗い背景の中に鐘と人物だけを浮かび上がらせ、祈りの習慣をモダンな視覚的シンボルへと昇華させました。
✦ 時代背景
1911年当時、ヨーロッパの多くの修道院は、自立的な経済活動と慈善事業推進のため、リキュール類を本格的に商業化し、近代的な市場へと送り出していました。サレジオ会も青少年の教育支援や貧困救済活動の資金調達のため、独自のハーブ系リキュールを販売していました。

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