Bourdou grand quinquina apéritif contre les fièvres ブールドゥ:熱病に対する偉大なキナ・アペリティーフ
1926年

- 寸法
- 変形(比率に基づき複数展開)
- 技法・素材
- カラーリトグラフ
✦ 見どころ(技法・色彩)
赤と緑の補色関係が最大の魅力です。背景の赤は、キナ・ワインの原料である「アカキナノキ」の樹皮の色を表現しています。ゾウの翡翠色と台座の黒が組み合わさることで、通行人の視線を強く引きつける効果を生み出しました。タイポグラフィを最小限に抑え、読みやすさと芸術性を両立させています。
✦ この絵の舞台
具体的な三次元の現実空間ではなく、不透明な漆黒のサーカス台座が配置された、燃えるような赤色の二次元的抽象空間です。カッピエッロ特有のこの空間は、通行人の視線を一瞬で奪うために設計されました。中央には翡翠色のアジアゾウが立ち、背中に食前酒のボトルを乗せて絶妙なバランスを取っています。
✦ 時代背景
1925年から1926年にかけてのフランスは、第一次世界大戦後の復興期でした。1915年に強い酒「アブサン」が禁止されると、市場の空白を埋めるようにキナ・ワインが大量に流入します。キニーネを含むこれらの酒は、マラリアなどの熱病への効能を謳い、激しいシェア争いを繰り広げていました。

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出典・参考資料
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