Le Bonheur de vivre, also called The Joy of Life
寸法
176.5 x 240.7 cm
技法・素材
キャンバスに油彩
所蔵
バーンズ・コレクション

Le Bonheur de vivre, also called The Joy of Life

1905年


アンリ・マティス

フランス

アンリ・マティスHenri Matisse

1869 – 1954

✦ 見どころ(技法・色彩)

キャンバスに油彩で描かれた本作は、縦176.5センチ、横240.7センチという巨大なスケールを持っています。フォーヴィスムの特徴である鮮烈な色彩が画面全体を覆い、見る者を圧倒します。現実の色にとらわれない自由な色彩表現が、タイトルの通り『生きる喜び』を力強く伝えています。

✦ この絵の舞台

完成したこの巨大な作品は、ガートルードとレオ・スタイン兄妹が主宰するサロンに展示されました。当時の前衛的な芸術家たちが集うこの場所は、新しい芸術の発信地でした。若きパブロ・ピカソもこのサロンを訪れ、壁に掛けられたマティスの傑作と運命的な出会いを果たすことになります。

✦ 時代背景

20世紀初頭は、フォーヴィスム(野獣派)と呼ばれる新しい表現が生まれた時代です。目に映る色をそのまま塗るのではなく、画家自身の感覚に従って鮮やかな色彩を画面に置くこの手法は、当時の美術界に大きな衝撃を与えました。本作はそのフォーヴィスムを代表する傑作として知られています。

✦ 鑑賞のための問い

若きピカソが言葉を失ったこの絵の前で、あなたはどんな感情を抱きますか?

生きる喜び。
その名が示す通り、画面には鮮やかな色彩が広がっている。
圧倒的な光。

1905年から1906年にかけて。
アンリ・マティスは、この巨大なキャンバスに向かっていた。
縦176.5センチ、横240.7センチ。
見上げるほどの大きさだ。

20世紀初頭。
野獣派、フォーヴィスムと呼ばれた新しい表現の傑作である。
完成した絵は、ある場所に飾られた。
ガートルードとレオ。
スタイン兄妹が主宰するサロンである。
そこは、新しい芸術が集まる場所だった。

ある日、一人の若者がそのサロンを訪れる。
パブロ・ピカソ。

ガートルードとレオ・スタイン兄妹のサロンに展示されたこの巨大な絵は、訪れた若きピカソに計り知れない衝撃を与えた。
言葉を失った。

マティスの描いた、生きる喜び。
その圧倒的な色彩と表現は、若きピカソの心を激しく揺さぶった。
才能への嫉妬だったのか。
それとも、純粋な驚きだったのか。
彼は、この絵から目を離せなかったのかもしれない。

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