オーストリア
ルドルフ・ハウスライトナー
Rudolf Hausleithner
1840 – 1918
オーストリアの画家。ウィーンおよびミュンヘンの美術アカデミーで学び、16〜17世紀のオールドマスターや古典彫刻の分析を通じて、複雑な人体のデッサン能力を徹底的に磨き上げた。
歴史画やアレゴリー(寓意)画、宗教画、名士たちの肖像画を手がける一方で、素朴な田舎の日常を巧みに切り取った風俗画(ジャンル画)を最も得意とし、当時の市民層から高い人気を博した。ハプスブルク皇室やウィーンの富裕層から厚い支持を獲得しており、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の肖像画を制作したほか、3つの作品が皇帝に買い上げられた実績を持つ。
アカデミズムに裏打ちされた確固たる構成力と、光と影の繊細なコントラスト(キアロスクーロ)が織りなす、生気にあふれた優美な人物描写が最大の特徴である。
代表作には、聴覚を失った作曲家が内面世界で紡ぎ出す旋律を、神話的なミューズたちの姿で可視化した『ベートーヴェンの幻影』(1882年)がある。
Works 作品
