ポーランド

ヘンリク・シェミラツキ

1843 – 1902

19世紀後半のヨーロッパにおけるアカデミズム絵画を代表する巨匠の一人。

現在のウクライナにあたる地域でポーランド貴族の家庭に生まれ、サンクトペテルブルクの帝国美術アカデミーで学んだ後、生涯の大部分をイタリアのローマで過ごしました。

サンクトペテルブルクをはじめ、ローマの聖ルカ・アカデミーやパリ、ベルリンなど各国の美術アカデミーで会員や教授を務め、国際的な名声を博しました。

古代ギリシャやローマの歴史、神話、初期キリスト教徒の殉教などをテーマにした、演劇的で壮大なスケールの歴史画で広く知られています。

また、地中海の陽光に包まれた古代の日常風景を描いた牧歌的な風俗画(アイディル)も数多く残しました。

考古学的なリサーチに基づいた建造物や小道具の精緻で写実的な描写と、印象派を思わせるような眩い外光や木漏れ日の表現を巧みに融合させた、美しく官能的な画風が持ち味です。

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