France

ユベール・ロベール

1733 – 1808

18世紀フランスを代表する風景画家であり、ロココ美術の優雅で洗練されたスタイルを受け継ぐ芸術家です。

1754年から11年間にわたってローマに留学し、現地で目にした壮大な古代遺跡やルネサンス建築、そして草木に覆われた古い庭園などに強いインスピレーションを受けました。

彼はこれらの風景を写実的に描くだけでなく、現実の景色と想像の世界をロマンチックに融合させた独自の「空想的風景画(カプリッチョ)」を確立し、当時の人々から「廃墟のロベール」と呼ばれて絶大な人気を誇りました。

また、絵画の制作にとどまらず、その豊かな空間構成力を活かして貴族の邸宅の庭園デザインなども手がけています。

風景の中に、絵を描く自分自身の姿をひっそりと描き込むような遊び心を持っていたことや、非常に社交的で冒険を好む人物であったことも伝えられています。

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